スノーボードの滑りを良くするために欠かせないのが「ワックス」。
しかし、アイロンを使って溶かすタイプは手間も時間もかかるため、「もっと簡単にできないかな」と感じている人も多いのではないでしょうか。
最近では、アイロンを使わずに塗るだけで簡単に滑りをよくするワックスが増えています。
手軽に使えて、滑りの違いも実感できるタイプが豊富です。
この記事では、そんなアイロンを使わないスノーボード用ワックスの種類とそのメリット、おすすめ製品を3つ選んだのでわかりやすく紹介します。
スノーボード用ワックスの種類と違い
まず知っておきたいのが、ワックスには大きく分けて3種類あるということです。
| 種類 | 特徴 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| ホットワックス | アイロンで溶かして浸透させる | 滑走性・持続性が高い | 道具・手間が必要 |
| リキッドワックス | 液体を塗って乾かす | 手軽・初心者向き | 効果の持続が短い |
| スプレーワックス | 吹きかけて拭くだけ | 即効性あり・出先で便利 | 耐久性が低め |
ホットワックスは滑走性・持続力ともに優れていますが、自宅で行うにはアイロンやスクレーパーなどの道具が必要になります。
一方、リキッドやスプレータイプは塗って拭くだけでOK。
持続時間は短めでも、簡単で扱いやすい点が人気です。
アイロンを使わないスノーボード用ワックス|おすすめ3選
ここでは、実際に使いやすく、効果を実感しやすいアイロンを使わないワックスを3つ選んだのでそれぞれ詳しく紹介します。
どれも口コミ評価が高く、初心者から上級者まで幅広く使われている人気モデルです。
① GALLIUM(ガリウム) EASY WAX「GENERAL・G100」
日本の老舗ブランド・GALLIUMが手がける、スプレー式の定番モデル。
缶を振ってソールに吹きかけ、乾いた布で軽く拭くだけで完了。
わずか数分で表面の滑走抵抗を減らし、スムーズな滑りを実現します。
この「GENERAL・G100」シリーズは、気温や雪質に応じて選べるバリエーション(寒冷地用/温暖地用/全雪質対応)も魅力。
ゲレンデのコンディションに合わせて使い分けることで、より安定した滑りを維持できます。
メリット
・スプレーして拭くだけの手軽さ
・滑走性と耐久性のバランスが良い
・気温・雪質別モデルで汎用性が高い
・日本ブランドならではの安心感
注意点
・ホットワックスほどの持続力はない
・スプレー後は軽く乾かしてから拭くのがベスト
こんな人におすすめ
・ワックスが初めての初心者
・出発直前やゲレンデ駐車場でサッと仕上げたい人
・国産ブランドで失敗したくない人
② SWIX(スウィックス)「F4」
世界的ブランドSWIXが誇る、即効性の高いリキッドタイプ。
ボトルのキャップを開けて、内蔵のスポンジで塗り広げるだけ。
数分乾燥させた後、クロスで軽く拭き上げれば、驚くほど滑り出しが軽くなります。
「F4」シリーズはリキッド・スプレー・固形の3タイプがあり、なかでもリキッドタイプは持ち運びに便利。
ポケットに入れておけるほどコンパクトなので、滑走中のちょっとした補修にも対応できます。
メリット
・高い滑走性能でスピードが出やすい
・塗布〜乾燥〜拭き上げまで数分で完了
・携帯サイズで持ち運びしやすい
・初心者でもムラなく塗れるスポンジ一体型
注意点
・極寒時には効果がやや落ちる
・塗布量が多すぎるとムラが出やすい
こんな人におすすめ
・スピード重視の中級〜上級者
・出先でもすぐにメンテしたい人
・世界ブランドの安心感を重視する人
③ COSLABO(コスラボ)「Liquid THE HARD」
日本ブランド「COSLABO」が展開する、コスパの高いリキッドワックス。
布やスポンジで塗り、軽く乾かして拭くだけのシンプル構造で、初心者でも簡単に使いこなせます。
「THE HARD」は硬めの仕上がりが特徴で、ソールをしっかり保護しながら滑りを持続させます。
国産ブランドならではの細やかなチューニングで、温度変化や雪質の違いにも安定して対応。
長時間の滑走でも性能が落ちにくく、コストパフォーマンスにも優れています。
メリット
・手塗りOKで誰でも簡単に使える
・硬めの被膜で耐久性・保護性能が高い
・価格が手ごろで続けやすい
・日本製で品質が安定
注意点
・乾燥不足だとムラが残りやすい
・低温環境ではやや硬化しやすい
こんな人におすすめ
・気軽にメンテナンスしたい初心者〜中級者
・コスパ重視でワックスを選びたい人
・国産ブランドで統一したい人
3選まとめ|メンテナンスを“もっと簡単に”
| タイプ | 製品名 | 一言ポイント | 購入 |
|---|---|---|---|
| スプレー | GALLIUM(ガリウム) EASY WAX「GENERAL・G100」 吹きかけて拭くだけ/気温別ラインナップあり | 時短&扱いやすさ抜群。初めての1本にも最適。 | Amazonで見る |
| リキッド | SWIX(スウィックス)「F4」 スポンジで塗って数分乾燥→拭き上げで高滑走 | 出先メンテに強い携帯性。スピード重視派に。 | Amazonで見る |
| リキッド | COSLABO(コスラボ)「Liquid THE HARD」 硬めの被膜で持続力◎/手塗りOK | コスパ良好。初心者〜中級者の定番メンテに。 | Amazonで見る |
ワックスがけを手間と感じていた人こそ、アイロン不要タイプを試す価値があります。
GALLIUMの「GENERAL・G100」は手軽さと信頼性の両立、SWIXの「F4」はスピード性能の高さ、そしてCOSLABOの「Liquid THE HARD」はコスパと持続性の良さが際立ちます。
どのモデルも共通して、“塗る → 乾かす → 拭く”の3ステップで完了。
手軽に滑走性能を保てるうえ、ソールの保護にもつながります。
「難しそうだから」と敬遠していた人も、まずはこの3本から試してみてください。
板の滑りが変わるだけで、雪上の楽しさも一段と広がります。
簡単に滑りをよくする方法
手軽なワックスでも、少しの工夫で効果がグッと上がります。
- 板を拭く
ソール面のホコリや汚れをタオルで軽く落とします。 - ワックスを塗布する
全体にムラなく塗ることを意識。スプレーなら均一に吹きかけましょう。 - 乾かして拭き上げる
2〜3分乾かした後、柔らかいクロスでツヤが出るまで磨きます。
※乾燥を待たずに滑ると持続時間が短くなるため、少し時間を置くのがポイントです。
アイロンを使わないスノーボード用ワックスのメリットとデメリット
アイロンを使わないタイプのワックスは、初心者にも非常におすすめです。
その理由と、あわせて知っておきたい注意点をまとめました。
【メリット】
- 準備がいらない
板を軽く拭いて塗るだけ。わずか数分で完了します。 - 室内でも使える
煙やニオイが出ないため、自宅やマンションでも安心。 - 出発前でもOK
ゲレンデに行く直前や駐車場でもサッと塗れる手軽さ。 - ソールにやさしい
高温のアイロンを使わないため、板へのダメージが少なく長持ち。
「滑りたいけど、メンテは面倒」という人ほど、このタイプのワックスを使うことでストレスなく続けられます。
【デメリット】
- 効果の持続時間が短い
ホットワックスのようにソール内部まで浸透しないため、滑走ごとに塗り直しが必要になることがあります。 - 滑走性能はやや劣る
本格的な雪質や長距離滑走では、ホットワックスに比べてスピード・耐久性ともに一歩劣ります。 - 気温・雪質の影響を受けやすい
リキッドやスプレーは雪温変化に弱く、特に湿雪(春雪)では性能が落ちやすい傾向があります。
よくある質問Q&A
- Qリキッドとスプレーはどちらが長持ち?
- A
リキッドタイプの方がソールに浸透しやすく、やや長持ちします。
- Qホットワックスと併用できる?
- A
可能です。ホットでベースを作り、リキッドで上塗りすると効果的です。
- Q気温で選ぶ必要がある?
- A
あります。気温別モデルを使うことで、雪との摩擦が減り、滑りが安定します。
ただし、オールラウンドタイプでも十分楽しめます。
まとめ
アイロンを使わないワックスでも、滑りの軽さはしっかり実感できます。
むしろ「手軽に続けられる」という点で、ノーアイロンタイプは最強の選択肢。
GALLIUMやSWIX、Holmenkolといった信頼ブランドを選べば、短時間でメンテナンスが完了し、滑り出しもスムーズになります。
道具もいらず、誰でも簡単にできるので、これからのスノーシーズンに向けて、ぜひ試してみてください。

この記事を書いた人
管理人:山邊 俊太
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