第62回全国大学ラグビーフットボール選手権大会において、帝京大学ラグビー部は今大会も安定した戦いを続けています。
大きく崩れることのない試合運びは、名門として積み重ねてきた歴史と組織力の強さを感じさせます。
こうした戦いを支えている背景には、チームとしての土台や考え方があります。
その中心にいるのが、現在の帝京大学ラグビー部を率いる指揮官です。
この記事では、帝京大学ラグビー部の現監督がどのような人物なのか、プロフィールやこれまでの経歴をまとめ、決勝進出へと導く指導スタイルとどのようなチーム作りを大切にしているのかを紹介していきます。
帝京大学ラグビー部の現監督は相馬朋和
帝京大学ラグビー部は、長年にわたり大学ラグビー界のトップに君臨してきた名門チームです。
その伝統あるチームを率いているのが、現監督の相馬朋和氏です。
相馬朋和監督は、選手として日本代表やトップリーグを経験してきた実績を持ち、現在はその経験を指導の現場に生かしています。
まずは、相馬朋和監督のプロフィールとこれまでの経歴を見ていきましょう。
プロフィール
帝京大学ラグビー部の現監督は 相馬朋和氏です。
1977年6月5日生まれ、神奈川県出身。
現役時代はプロップとしてプレーし、前線での強さと安定したスクラムを武器に活躍しました。
日本代表にも選出され、2007年のラグビーワールドカップに出場するなど、国内トップレベルの舞台を経験してきた選手の一人です。
相馬朋和氏のプロフィールを整理すると、以下のとおりです。
- 氏名:相馬 朋和(そうま ともかず)
- 生年月日:1977年6月5日
- 出身地:神奈川県
- 身長:183cm
- 体重:122kg
- ポジション(現役時代):プロップ
- 日本代表歴:あり
- ワールドカップ出場:2007年大会
- ニックネーム:ソーマ
183cm・122kgという体格と、トップレベルで培った経験は、
現在の指導においてもスクラムやフィジカル面への深い理解として生かされています。
経歴
相馬朋和監督は、帝京大学でラグビーを始めた後、卒業後は社会人ラグビーの世界へ進みました。
現役時代は主にプロップとしてプレーし、国内トップレベルのリーグで長年第一線を経験しています。
社会人ラグビーでは三洋電機(現・パナソニック ワイルドナイツ)などに所属し、トップリーグにおいて安定したパフォーマンスを発揮しました。
2011年には、トップリーグ公式の表彰企画において取り上げられるなど、リーグを代表する選手の一人として評価されています。
また、日本代表としてもプレーし、2007年のラグビーワールドカップに出場。
スクラムや接点での役割を担い、国際舞台を経験しました。
現役引退後は指導者へ転身。
トップリーグでのコーチ経験を経て、2021年に帝京大学ラグビー部のフォワードコーチに就任します。
その後、2022年3月から同部の監督に就任し、チーム全体を統括する立場となりました。
- 1993年~1996年:東京高校ラグビー部
(在籍中に高校ラグビー日本代表に選出) - 1996年~2000年:帝京大学ラグビー部
- 2000年~2014年:パナソニック ワイルドナイツ
- 2014年~2021年9月:埼玉パナソニックワイルドナイツ スクラムコーチ
- 2021年10月~:帝京大学ラグビー部 フォワードコーチ
- 2022年3月~:帝京大学ラグビー部 監督
高校・大学・トップリーグ、そして指導者としてのキャリアまで、一貫して日本ラグビーの最前線に身を置いてきた経歴が、現在の帝京大学ラグビー部の安定したチーム作りにつながっています。
相馬朋和監督の指導スタイル
相馬朋和監督の指導スタイルは、派手さよりも「勝つための現実性」を重視する点にあります。
現役時代にプロップとして前線で体を張り続けてきた経験から、フィジカルや基礎技術の重要性を強く意識しています。
一方で、単なる力押しのラグビーではありません。
状況判断や役割分担を徹底し、無理なプレーを選ばないことをチーム全体に浸透させています。
試合後のコメントでも、相馬監督は結果だけでなく内容に目を向け、細かな修正点を冷静に振り返る姿勢を貫いています。
この積み重ねが、トーナメント形式の大学選手権で安定した戦いにつながっています。
相馬朋和監督が大切にしているチーム作りと考え方
相馬朋和監督が一貫して大切にしているのが、「誰か一人に頼らないチーム作り」です。
スター選手の個人技に依存するのではなく、全員が自分の役割を理解し、同じ基準でプレーすることを重視しています。
公式インタビューなどでも、「小さなことを大切にする」「基本を疎かにしない」
といった言葉が多く見られ、日常の積み重ねを重要視している姿勢がうかがえます。
この考え方は、帝京大学ラグビー部が長年培ってきた規律と組織力を重んじるチーム文化とも一致しています。
第62回大学選手権で見える相馬体制の完成度
第62回全国大学ラグビーフットボール選手権大会において、帝京大学は準決勝まで勝ち進み、決勝進出を現実的に狙える位置につけています。
試合後のコメントでは、相馬監督は選手たちの努力を評価しながらも、慢心を戒める発言を繰り返しています。
この姿勢により、選手たちは一戦ごとに集中力を保ち、浮足立つことなく自分たちのラグビーに向き合えています。
組織としての完成度の高さは、相馬朋和監督体制が着実に機能している証と言えるでしょう。
就任後の帝京大学ラグビー部の成績
| 2022年度 |
関東対抗戦A:1位(2022-2023)
全国大学選手権:優勝第59回(2022.11〜2023.01)決勝:帝京大 73-20 早稲田大
|
|---|---|
| 2023年度 |
関東対抗戦A:1位(2023-2024)
全国大学選手権:優勝第60回(2023.11〜2024.01)決勝:帝京大 34-15 明治大
|
| 2024年度 |
関東対抗戦A:2位(2024-2025)
全国大学選手権:優勝第61回(2024.11〜2025.01)決勝:早稲田大 15-33 帝京大
|
| 2025年度 |
関東対抗戦A:4位(2025-2026 / 最終順位)
全国大学選手権:準決勝進出(第62回 / 2025.12時点)
※その他(参考):関東大学ジュニア選手権 2025 決勝:帝京大 31-34 早稲田大(準優勝)
|
| 補足 | 帝京大は「関東大学対抗戦(Aグループ)」所属のため、一般に言う「関東大学リーグ戦(1部)」のシーズン成績は該当しません(別リーグ)。 |
| ラウンド | 日付 | 対戦相手 | スコア | 会場 |
|---|---|---|---|---|
| 3回戦 | 2025/12/14 | 東洋大学 | ○ 29 – 14 | 秩父宮ラグビー場 |
| 準々決勝 | 2025/12/20 | 筑波大学 | ○ 36 – 0 | 秩父宮ラグビー場 |
| 準決勝 | 2026/01/02 | 未確定(組み合わせは大会トーナメント表に準拠) | - | 国立競技場 |
まとめ
帝京大学ラグビー部の監督・相馬朋和氏は、選手として、そして指導者として積み重ねてきた経験を土台に、チームを安定した強さへと導いています。
- 日本代表・トップリーグ経験を持つ実績ある指導者
- 基礎と規律を重視した現実的な指導スタイル
- 誰かに頼らない組織力重視のチーム作り
- 第62回大学選手権で決勝進出を狙える完成度
相馬朋和監督のもとで戦う帝京大学ラグビー部は、今大会でも最後まで優勝争いを演じる存在であり続けるでしょう。
参考にしたサイト一覧
- Wikipedia「相馬朋和」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%B8%E9%A6%AC%E6%9C%8B%E5%92%8C - ジャパンラグビートップリーグ公式アーカイブ(2011年 表彰)
http://archive.top-league.jp/award/persona2011.html - 帝京大学ラグビー部 公式サイト(チーム・監督情報、試合後インタビュー)
https://www.teikyo-sports.jp/rugby/special/page/id=5747

この記事を書いた人
管理人:山邊 俊太
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